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名古屋から伊豆へ電車で行くルート・料金と「おトク策」まとめ
名古屋から伊豆へ電車で行くルート・運賃・料金と、安く行くために絶対検討してほしい「おトク策」をご紹介します。
名古屋から伊豆へ行くには、新幹線で熱海か三島まで行って、在来線に乗りかえて目的に向かうのが一般的なルートです。名古屋から伊豆まで、伊東なら2時間～2時間半くらい、下田なら3時間～4時間くらい、修善寺までは2時間15分～45分くらいで着きます。
まずは名古屋から新幹線で
名古屋から新幹線でどこまで行くかは、伊豆のどのエリアに行くかによって変わります。伊豆の4エリアのうち、東伊豆・南伊豆に行くなら熱海、中伊豆・西伊豆に行くなら三島が、在来線や私鉄の電車への乗りかえ駅です。
名古屋駅の乗り場は、新幹線ホームの14・15番線。のぞみは、三島も熱海も止まりません。ひかりは止まる電車もあるんですけど、三島に止まる電車は2時間に1本くらいで、熱海はもっと少ないです。こだまはひかりより30分くらい余計にかかりますけど、30分に1本くらいあるので、タイミングを合わせやすいでしょう。
新幹線から海が見えるところはあまり多くないですけど、静岡県に入ると、まず浜名湖、それから茶畑の景色が楽しめて、天気がよければ、そのうち車窓の主役は富士山になります。名古屋を出てから、ひかりで1時間半くらい、こだまでも2時間くらいで到着。
東伊豆・南伊豆へは伊東線＆伊豆急
東伊豆・南伊豆へ行くなら、熱海で伊東線の電車に乗りかえます。時間帯にもよりますけど、ほとんどの電車は、伊東から伊豆急行線に入ってそのまま終点の伊豆急下田まで行くので、目的の駅まで乗っていけばOKです。
各駅停車は1時間に1～2本で、終点の伊豆急下田まで1時間30分～40分くらいです。昼過ぎくらいまでは、東京から来る特急電車も走っていますけど、特急料金がかかるわりに、終点まで乗ったとしても各駅停車とそんなに時間は変わりません。
東伊豆を走る電車の車窓は、トンネルもけっこう多いんですけど、ところどころに海が見えるポイントがあります。中でもおすすめなのは、片瀬白田－伊豆稲取の間。海との間に何もないところを走ります。天気がいい日なら、伊豆大島をはじめ島々が一望です。
東伊豆の伊東とか熱川あたりは、駅から歩けるところにも宿がありますけど、他のエリアは駅から離れているところが多いですね。泊まる宿が送迎をやっているか、確認しておいたほうがいいでしょう。
中伊豆・西伊豆なら伊豆箱根鉄道
中伊豆・西伊豆へ行くなら、三島で伊豆箱根鉄道駿豆（すんず）線に乗りかえます。1時間に4本くらい走っていて便利です。終点の修善寺まで35分くらいで着きます。
ほとんどの電車が各駅停車ですけど、特急「踊り子」が1日2～3本走っています。三島－修善寺間の特急料金は200円。全車指定席ですけど、三島から先は席を指定してくれないので、空いている席に座ってください。
こっちの路線は、海が見えるところはありません。のどかな田園風景とか、伊豆最大の川・狩野川を眺められるくらいです。のんびりローカル線の旅を楽しんでください。
伊豆長岡温泉の最寄り駅は、途中の伊豆長岡駅ですけど、宿によっては三島駅まで迎えに来てくれるところもあるようです。修善寺温泉とか、中伊豆の湯ヶ島温泉、西伊豆の戸田・土肥あたりの宿は、意外にも送迎をしないところがほとんど。修善寺駅からバスやタクシーで行くしかないですね。
名古屋～伊豆の通常運賃・料金は？
●名古屋からの運賃
| 行き先 | 運賃 |
|---|---|
| 伊東 | 4,840 |
| 伊豆高原 | 5,510 |
| 伊豆熱川 | 5,860 |
| 伊豆稲取 | 6,050 |
| 伊豆急下田 | 6,490 |
| 伊豆長岡 | 4,840 |
| 修善寺 | 5,030 |
●名古屋からの新幹線の料金
（熱海・三島同額）
| 指定席特急料金（通常期） | 自由席特急料金 | グリーン料金 |
|---|---|---|
| 3,930 | 3,400 | 4,190 |
※単位：円 2022年3月現在
名古屋から伊豆へ電車で行くときの運賃＋指定席特急料金は、伊東まで8,770円、伊豆急下田まで10,420円、修善寺まで8,960円です。他のおもな駅は、上の表の運賃に、新幹線の料金3,930円を足してください。
伊東線・伊豆急行線で特急に乗ると、そのぶんの料金が別にかかります。
※金額はすべて2022年3月現在
名古屋から伊豆へおトクに行くには？
名古屋から伊豆へ電車に乗って旅行すれば、当然電車賃と宿代がかかります。どうせなら、おトクな旅をしたいですよね。電車で行く旅行をおトクにする方法はいくつかありますけど、絶対検討してほしい「おトク策」として、旅行会社のフリープランをおすすめします。
フリープランは、新幹線の指定席も含めて、名古屋－伊豆間に往復で乗れる切符と、伊豆の宿の宿泊がセットになっているものです。安い切符と安い宿をいろいろ探しまわるより、場合によってはずっと安くなったりするので、まっ先に検討してほしいんです。
フリープランは、いちおう旅行会社の「ツアー」なんですけど、そう言うと「団体行動で、観光も食事もおみやげ屋もみんなといっしょで、時間も全部決まってて……」っていうのを想像する人も多いでしょう。でも、全然違うんです。
添乗員もいなければほかの参加者もいません。行き帰りに乗る電車と泊まる宿は、予約のときに決めなきゃいけませんけど、観光も食事も買い物も、どこへ行くにも時間配分も全部自由です。
そうはいっても、完全な個人旅行ではないので、決まりごととかデメリットもあります。料金とか条件をよく調べて検討して、問題なければ活用しておトクな旅行を楽しんでください。