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横浜から伊豆へ電車で行くルート・料金と「おトク策」まとめ

横浜から伊豆へ電車で行くルート・運賃・料金と、安く行くために絶対検討してほしい「おトク策」をご紹介します。

横浜から伊豆へ行くには、特急「踊り子」に乗っていくのが一般的なルートです。横浜から伊豆まで、伊東なら1時間10分～20分くらい、下田なら2時間～2時間半くらい、修善寺までは1時間40分くらいで着きます。

横浜から伊豆まで

伊豆へは特急電車1本でラクラク

横浜から伊豆へ行くなら、伊豆のどこへ行くにしても、たいていは宿の最寄り駅やバス・タクシーの乗りかえ駅まで特急電車1本で行けるので、とってもラクです。

横浜から伊豆へ行くのに便利な特急電車「踊り子」は、伊豆急下田行きと修善寺行きがつながっている電車と、全車両伊豆急下田行きの電車の2タイプあります。

行き先が東伊豆・南伊豆なら、どの「踊り子」に乗ってもOK。一方、中伊豆・西伊豆に行くなら、修善寺行きの車両が連結されている電車に乗らなきゃいけません。この電車、1日に2～3本しかないんです……。

横浜駅の乗り場は5・6番線。伊豆急下田行きと修善寺行きがつながっている「踊り子」に乗るなら、どっち行きの車両かよく確認して乗ってください。

横浜を出てしばらくは、車窓の景色で特におもしろいものはありません。天気がよければ富士山が見えるくらいですね。途中の小田原を過ぎると、一気に海が迫ってきて、眺めのいいところが続きます。横浜駅から1時間くらいで、伊豆の入り口・熱海に到着。

伊豆急下田行きの特急電車は、熱海の先の伊東から伊豆急行線に入ります。伊東を出ると、どの電車も伊豆高原・伊豆熱川・伊豆稲取・河津・終点伊豆急下田に止まります。東伊豆か南伊豆に泊まるなら、特急電車の停車駅が、たいてい最寄駅か迎えに来てくれる駅になっているでしょう。

泊まる宿が送迎をやっていないとか、自力で移動する場合は、駅前からバスやタクシーに乗ることになります。伊東・伊豆高原・河津・伊豆急下田あたりは、駅前にバスターミナルがあります。

東伊豆を走る電車の車窓は、なかなか見どころが多いです。伊豆は山がちなので、トンネルも多いんですけど、時々見える海の眺めを楽しみながら乗りたいところ。

熱川より先、稲取や下田まで乗る人には、特に片瀬白田－伊豆稲取間の景色を楽しんでほしいですね。海沿いを走る伊豆急のなかでも、いちばん海に近づくポイントです。天気にもよりますけど、伊豆の島々が並んで見えます。

横浜で乗り込んだ特急「踊り子」の修善寺行き車両は、熱海で伊豆急下田行きと分かれて三島に向かいます。電車は三島から伊豆箱根鉄道に乗り入れて、伊豆の内陸部へ。

伊豆長岡温泉が目的地の場合は、途中の伊豆長岡駅が最寄り駅。修善寺・湯ヶ島・土肥など、その他の中伊豆・西伊豆エリアに行く場合は、終点の修善寺まで乗ります。

修善寺駅は、中伊豆・西伊豆エリアの交通ターミナルになっていて、修善寺温泉をはじめ湯ヶ島・戸田・土肥など各地へのバスが出ています。このエリアの宿は、駅から比較的近い修善寺温泉も含めて、路線バスが通っていないような一部の宿以外は送迎をやっていません。バスやタクシーに乗りかえて向かってください。

電車の車窓からの景色は、海が見えない分、東伊豆と比べるとやっぱり劣ります。川や田園ののどかな眺めを楽しむ感じです。

※単位：円　2022年3月現在

横浜から伊豆へ電車で行くときの運賃と、乗る席ごとの特急料金をまとめました。降りる駅のところに書いてある運賃と料金を足した金額がかかります。

横浜からの運賃＋指定席特急料金の合計は、伊東までだと2,710円、伊豆急下田までなら4,880円、修善寺へは3,430円です（修善寺行きの電車にはグリーン車がついていません）。

※金額はすべて2022年3月現在

横浜から伊豆へ電車に乗って旅行すれば、当然電車賃と宿代がかかります。どうせなら、おトクな旅をしたいですよね。電車で行く旅行をおトクにする方法はいくつかありますけど、絶対検討してほしい「おトク策」として、旅行会社のフリープランをおすすめします。

フリープランは、横浜－伊豆間の特急電車の指定席に往復で乗れる切符と、伊豆の宿の宿泊がセットになっているものです。安い切符と安い宿をいろいろ探しまわるより、場合によってはずっと安くなったりするので、まっ先に検討してほしいんです。

フリープランは、いちおう旅行会社の「ツアー」なんですけど、そう言うと「団体行動で、観光も食事もおみやげ屋もみんなといっしょで、時間も全部決まってて……」っていうのを想像する人も多いでしょう。でも、全然違うんです。

添乗員もいなければほかの参加者もいません。行き帰りに乗る電車と泊まる宿は、予約のときに決めなきゃいけませんけど、観光も食事も買い物も、どこへ行くにも時間配分も全部自由です。

そうはいっても、完全な個人旅行ではないので、決まりごととかデメリットもあります。料金とか条件をよく調べて検討して、問題なければ活用しておトクな旅行を楽しんでください。