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大阪から伊豆へ電車で行くルート・料金と「おトク策」まとめ

大阪から伊豆へ電車で行くルート・運賃・料金と、安く行くために絶対検討してほしい「おトク策」をご紹介します。

大阪から伊豆へ行くには、まず新幹線で東京方面に向かって、熱海か三島で降りて在来線に乗りかえるのが一般的なルートです。大阪から伊豆まで、伊東なら3～4時間くらい、下田なら4～5時間くらい、修善寺までは3～4時間くらいで着きます。

大阪→伊豆の旅は新幹線から

まずは新大阪から新幹線に乗って、伊豆がある東京方面に向かいます。降りる駅は、行き先が東伊豆・南伊豆なら熱海、中伊豆・西伊豆なら三島です。

のぞみはどっちの駅も通過するので、乗れるのはひかりかこだま。そうなれば、ひかりに乗りたくなるところですけど、電車によって止まる駅のパターンがバラバラで、伊豆へ行くのに使える電車は少ないんです。

熱海に止まるひかりは1日にたった3本だけ。三島に止まる電車も2時間に1本くらいしかありません。2時間に1本くらいならともかく、熱海で降りるなら、時間がかかっても新大阪からこだまに乗っていったほうが、時間を合わせやすいケースもあるでしょう。

新大阪で電車に乗り込んだら、ひかりでも2時間以上かかるので、のんびり車窓の景色でも眺めながら行きましょう。見どころとしては、京都駅直前の東寺の五重塔、米原の先で左に見える伊吹山、豊橋の先の浜名湖、あとは富士山あたりでしょうか。

新大阪から伊豆への乗りかえ駅までにかかる時間は、ひかりだと2時間20分くらい、こだまなら3時間ちょっとといったところです。

熱海に着いたら、在来線への乗りかえ改札を通って、伊東線のホームへ。ほとんどの普通電車は1番線から発車します。時間帯によっては東京発の特急電車もあって、2・3番線から発車。

朝～夕方は、どの電車も伊豆急行の終点・伊豆急下田駅まで行きます。乗りかえたら、あとは目的の駅で降りるだけ。

普通電車だと、伊東までは25分くらい、伊豆急下田までは1時間30分～40分くらいです。本数は1時間に1～2本。特急は多少速いですけど、それほど変わらないので、特急料金を払ってまで乗るかどうか微妙なところですね。

電車の車窓の見どころは、なんといっても伊豆の海ですね。トンネルが多いのでずっと見え続けるわけじゃないですけど、遠くから眺めたり、すぐ近くだったり、上から見下ろしたりと、バリエーション豊かな眺めを楽しめます。

なかでもいちばんの見どころは、片瀬白田と伊豆稲取の間で、海岸線沿いに走るところ。天気がよければ、伊豆大島を中心に点々と連なる島影が眺められて、車掌さんが案内してくれたりします。

新大阪から乗ってきた新幹線を三島で降りたら、乗りかえ改札を通ってJRの在来線ホームのほうに向かって、伊豆箱根鉄道の乗り場へ移動します。3両のローカル電車が1時間に4本くらいあって、けっこう頻繁です。35分くらいで終点の修善寺まで行けます。

普通電車のほかに、1日たった2～3本ですけど、こっちにも特急電車があります。特急料金はどこまで乗っても200円。乗り場は普通電車と違って、JRの1番線です。

電車の車窓から見えるのは、はじめは三島の町、そのうち伊豆内陸の田園風景、そして最後は狩野川の景色。天気がよければ富士山も見えるんですけど、行きだと後ろ方向になるので見にくいですね。

指定席特急料金（通常期）	自由席特急料金	グリーン料金
5,150	4,620	5,400

※単位：円　2022年3月現在

大阪から伊豆へ電車で行くときの運賃＋指定席特急料金は、伊東まで12,850円、伊豆急下田まで14,500円、修善寺まで12,820円です。下田までだと、東京へ行くより高くつきますね。伊豆急行の運賃がJRより割高だからです。

熱海－伊豆急下田の間で特急に乗った場合は、そのぶんの料金もかかります。
※金額はすべて2022年3月現在

大阪から伊豆へ電車に乗って旅行すれば、当然電車賃と宿代がかかります。どうせなら、おトクな旅をしたいですよね。電車で行く旅行をおトクにする方法はいくつかありますけど、絶対検討してほしい「おトク策」として、旅行会社のフリープランをおすすめします。

フリープランは、新幹線の指定席も含めて、大阪－伊豆間に往復で乗れる切符と、伊豆の宿の宿泊がセットになっているものです。安い切符と安い宿をいろいろ探しまわるより、場合によってはずっと安くなったりするので、まっ先に検討してほしいんです。

フリープランは、いちおう旅行会社の「ツアー」なんですけど、そう言うと「団体行動で、観光も食事もおみやげ屋もみんなといっしょで、時間も全部決まってて……」っていうのを想像する人も多いでしょう。でも、全然違うんです。

添乗員もいなければほかの参加者もいません。行き帰りに乗る電車と泊まる宿は、予約のときに決めなきゃいけませんけど、観光も食事も買い物も、どこへ行くにも時間配分も全部自由です。

そうはいっても、完全な個人旅行ではないので、決まりごととかデメリットもあります。料金とか条件をよく調べて検討して、問題なければ活用しておトクな旅行を楽しんでください。